御岳山みたけさん(929m)〜大塚山(920m) 東京都

 
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レンゲショウマ
 
 



 2010年8月23日

 今回は、「やませみ」と親しい山友の二人旅。8月23日〜25日まで、東京近郊の山に出かけた。

 初日は、数年前から見たいと思っていた、レンゲショウマの開花に合わせ、青梅市の御岳山と大塚山を訪ねた。

 JR青梅線の御岳駅から10分ほどバスに乗り、ケーブルカー乗り場のある滝本へ。標高407mの滝本駅からケーブルカーに乗り、831mの御岳山駅まで一気に登る。

 御岳山駅から、宿泊先の旅館へ向かう。道沿いには、5万株もあるといわれるレンゲショウマがちょうど見頃。初めて見る満開の花に感動しながら、1kmほどの道のりをゆっくり歩いて旅館に到着。重たい荷物を旅館に預けて、御岳山に向かう。

 御岳山は信仰の山である。山頂には、武蔵御嶽神社があり、山岳信仰、修験道の中心として栄えてきたそうで、登山道が重なる参道には、今もその雰囲気が漂っている。

 山頂までは舗装されているが、勾配のきついところや長い石段もある。石段の下には食堂や売店が並んだところが続き、飲み物や食料の調達には便利である。
 山頂付近にもレンゲショウマの群落があり、ここでも心いくまで鑑賞して旅館へ引き返す。

 旅館から、次の大塚山へ向かう。御岳山駅までは、往路と同じ道を進む。駅を過ぎたところにもレンゲショウマの大きな群落があり、道沿いにはソバナやフシグロセンノウなど、色とりどりの花が咲いている。

 大塚山へのルートは、あまり高低差はなく楽に歩くことができるが、観光客で賑わう山頂駅付近とは違って、静かな山の雰囲気である。
 大塚山の山頂は、樹林の中で展望は得られない。山頂のベンチで一休みしたあと、旅館に引き返した。

 今の時期に咲いている花の種類はあまり大くはないだろうと考えていたが、思いがけず多くの花に出会うことができて、感動の初日であった。この日に歩いた距離は9.9km、所要時間は2:45であった。
 
ソバナ

 
フシグロセンノウ

 
ミズヒキ

 
タマアジサイ


山頂の御獄神社

 

クサノオウ


トリカブト

 

大口眞神(おおくちまがみ)社
 御獄神社の奥にある社
 日本武尊が東征の際、御岳山山中狼に難を救われ、その際、狼へここに留まり、魔物の退治を仰せつかったとう伝記がのこされている。以来、魔除け、火難除けの神「お犬様」として多くの信仰を集めている。

   

フィジバカマ


シュウカイドウ


ヤブレガサ


キンミズヒキ

 
イワタバコ

 
神代ケヤキ
日本武尊(やまとたけるのみこと)東征の頃か
らあるという、推定樹齢1000年のケヤキ。樹高
約23m、幹周約8.2mもの大木は、御嶽神社の
御神木として、荘厳な雰囲気を醸し出している。
昭和3年(1928年)に、国の天然記念物に指定

   
マツカゼソウ

 
シシウド

 

ホトトギス


 
ゲンノショウコ


コバノボタンヅル


トチバニンジン


ヒメジソ


ゲンノショウコ

 
ツリガネニンジン


御岳山からはあいにく富士山や東京都心の
眺望が良くなかったが、飛行機の窓からは
雲の中から富士山が頭を出していた。


 
 
シラヒゲソウ


ソバ


ヘビイチゴ


ヤブハギ




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