一ノ岳(1124m)〜二ノ岳(1120m)〜犬ヶ岳:三ノ岳(1130.8m)〜釈迦岳(1040m) 福岡県

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一輪残っていたオオキツネノカミソリ


麓の鳥井畑から見た霞む犬ヶ岳

 

恐れ渕の滝


オトギリソウ


2010年8月22日

 求菩提資料館の先にある犬ヶ岳登山口から、恐れ渕、一ノ岳、二ノ岳を経て犬ヶ岳へ。帰りは稜線を東へ進み、釈迦岳、笈吊峠を経て登山口に戻った。距離は13.1km、所要時間は6:15であった。

 登山口には、広い駐車場とトイレがある。登山口のすぐ先で、帰りに下ってくる犬ヶ岳林道がY字に分岐する。
 分岐を右へ進み、岩岳川に架かる橋を渡る。橋の先には車道の両側に料理店がある。その先は林道で、道なりに進むと終点に着く。終点は川のそばで川の石伝いに少し進んで右岸に渡る。

 スギ林の中を進み、自然林になるとやがて恐れ渕に着く。さらに登ると鎖が架かる渡渉点が現れる。
 梅雨の大雨による渡渉点の傷みを心配していたが、立木が一本倒れ込んでいるだけで、飛び石は梅雨前と変わりなく、無事に通過する。

 夫婦渕を過ぎてなおも登ると経読林道に出会う。林道を西へ150mほど進むんだところで、大竿峠への登山道が分岐する。普通はこの分岐から大竿峠へ向かうが、今回は林道をさらに西へ進んで、求菩提山と一ノ岳を結ぶ登山道の交点に向かう。林道出会から登山道の交点までは1.2km、20分である。
 林道と登山道の交点:地図の登山道取り付きから、歩きやすい尾根を1.1km、30分ほど登ると一の岳に着く。

 一ノ岳から稜線を東へ向かう。途中の二ノ岳に標識はなく、地図で二ノ岳であることを確認する。
 二ノ岳から少し下って登り返すと、犬ヶ岳の山頂である。山頂は樹林に囲まれ、石造りの避難小屋の上に登っても木の葉に遮られて展望は得られない。

 犬ヶ岳から稜線を東へ、笈吊峠に向かう。大きく下って登り返すと釈迦岳に着く。釈迦岳にも山頂を示す標識はなく、地図で確認する。
 先ほど通過した二ノ岳と釈迦岳には、山頂を示す標識の設置が望まれる。
 なお、二ノ岳、釈迦岳の山名と標高は、豊前市発行の「求菩提山 犬ヶ岳山岳マップ」から引用した。

 笈吊峠の手前には、笈吊岩の北側を迂回するルートが設けられていて、迂回路を示す大きな道標もある。いつもは迂回路を通っているが、今回は久しぶりに笈吊岩を下ってみた。岩には新しい鎖が設置されているものの、やや危険な部分もあるので、安全な迂回路を通るのがお奨めである。

 笈吊峠で稜線と別れて北へ下り、経読林道に出合う。林道を北東方向へ600mほど進むと、ウグイス谷への分岐点に着く。分岐には分かりやすい道標があり、道標にそってウグイス谷へ向かう。分岐から700mほど下ると、林道の終点に出会う。そこからは、林道を下って登山口に戻った。

 今回のルートは、梅雨の大雨による登山道の傷みを心配していたが、幸いなことに谷沿いの道も傷みはなく、梅雨前とほぼ同じ状況であった。



鎖が架かる地図の渡渉点


オトギリソウの実


経読林道:地図の登山道取り付きから
一ノ岳へ向かう尾根道



ブナの実


一ノ岳山頂


大竿峠


ノリウツギ


稜線に立つ枯れたスギの大木


笈吊岩
北側に安全な迂回路が設けられている




ママコナ

犬ヶ岳山頂

 
笈吊岩の迂回路を示す笈吊峠側の道標
同じ道標が笈吊岩の西側にも立てられている



笈吊峠




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