経読岳(992.0m) 大分県 |
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経路概念図 クリックで拡大 |
山頂標識の南東30mの 縦走路上にある三角点 |
「両界山経読堂跡」の 石碑が立つ山頂 |
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岩峰からみた経読岳 |
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登山道沿いに立つブナの大木 |
2010年7月1日 中津市旧耶馬渓町相ノ原にある登山口から、笈吊峠を経て山頂へ。帰りは、雁又山への縦走路を進み、途中の古峠から森の木集落へ周回した。 距離は15.5km、所要時間は6:50であった。 この日の主な目的は、登山口から笈吊峠に至る登山道の現状把握である。 登山口の近くに駐車場はなく、他車の離合に支障がないスペースを見つけて駐車する。 登山口は、県道2号から続く林道相ノ原毛谷村線沿いにある(写真@)。 登山口から林道の支線を登り、すぐ先には車止めゲートがある。 支線は数カ所で分岐するが、分岐にはいずれも道標があって分かりやすい。 登山口から、支線を2.3kmほど登ったところで登山道が分岐する(写真A)。分岐点から谷を直線状に400mほど登ると、笈吊峠である。 登山口から笈吊峠までは、林道歩きが長いものの登山道は明瞭で、危険なところもなくて歩きやすい。 笈吊峠から経読岳へ向かう。濃い霧が流れる中、シャクナゲが茂る稜線を東へ進む。 小さなアップダウンを繰り返して進むと、黒仁田で林道を横断する。ここにはベンチがあって休憩ポイント。 黒仁田から緩やかに下り、標高差100mほどを登り返すと経読岳の山頂に着く。 山頂には石仏が祀られ、山名を表示した九州自然歩道の標識も立っている。 三角点は山頂標識から南東へ30mほどの縦走路上にあり、ここにも私製の山頂標識がある。 三角点を見て古峠へ向かう。急坂をしばらく下ると林道に出合う。道標にそって林道を横断し、谷筋を下る。やがて、谷筋から山腹を巻くように小さな尾根を越えながら進み、点在する数カ所の鎖場(写真B)は注意をして通過する。 登山道は山腹から再び県境の稜線に向かい、やや急な山腹を登るとほどなく稜線に出る。稜線を吹く風は爽やかで、ベンチもあって休憩するのにはちょうど良い。 稜線を南に進むと、見晴らしの良い岩峰に着く。岩峰からは、先ほど通過した経読岳が穏やかな姿を見せ、西には三角錐の小屋ヶ岳が間近に見える。 岩峰から稜線を少し下ると古峠に着く。古峠で稜線と別れ、麓の森の木集落へ向かう。 このルートを歩く人は少ないようで、厚く積もった落ち葉を踏みしめながら進む。ルートには目印が続いており、踏み跡が薄いところでは目印を見失わないように注意をして下る。 途中まで下ると、苔むした石畳の跡が現れ、このルートは重要な古道であったことを物語っているようだ。 さらに下るとユズ園に出会い、そのすぐ先で農道に出る。農道を300mほど下ると県道に出合う(写真C)。 そこからは、舗装道路を西へ2.6km歩いて出発地点に戻った。 |
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地面に落ちていたブナの実 |
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イワタバコ |
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サワギク |
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登山道沿いの自然林 |
岩峰から見た小屋ヶ岳 |
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苔むした石畳の跡 振り返り見た古峠からの下り道 |
落ち葉が厚く積もった古峠近くの下山路 |
下山路沿い 渓流の豊かな流れ |
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