福智山(900.6m) 福岡県 |
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経路概念図 クリックで拡大 |
山頂 |
出発地の鱒淵ダムから見る福智山 |
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筑前側の祠 |
豊前側の祠 |
緑の光りにつつまれた鱒淵ダムの周回路 |
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山頂に立てられている二つの祠 |
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麓の頂吉(かぐめよし)にある少年自然の家から福智山へ登る中学生たち |
2010年6月3日 往路は、北九州市南区にある鱒淵ダムから七重の滝を経て山頂へ。帰りは、縦走路を牛斬山方向へ進み、途中から頂吉に下って出発地点に戻った。 距離は17.7km、所要時間は7:35であった。 鱒淵橋と登山口には、昨年の豪雨による「土砂崩れのため鱒淵ダム〜福智山は通行禁止」の看板が設置されたままでである。 昨年の秋、登山道の状況を直接見るために歩いてみたが、危険性が大きいところはなく、多くの登山者も登っているようなので、今回も自己責任のもとに山頂へ向かう。 登山道は昨年の豪雨で、登山口のすぐ先で流失したが、現在は土嚢を積んで修復されていて危険はない。一の滝手前の橋は流されたままであるが、幅の狭い流れを飛び石伝いに渡る。 今回のルートで危険性が残っているとすれば、この渡渉点だけである。 一の滝に着くと、流れ落ちる水量は多く、滝風に乗ってしぶきが舞ってくる。ここから一番上の七の滝まで少々急な岩場が続く。しかし、足場は安定していて立木もあるので、気をつけながら登れば危険性は少ない。 二、三、四の滝と、次々に現れる滝を見ながら登る。五の滝は幅が広くて優雅な滝、七の滝は轟音が響く豪快な滝である。 七の滝を過ぎるあたりから傾斜は緩み、山瀬に着くと登山道は山瀬越と豊前越方向に分かれる。ここには道標があって、道標にそって豊前越へ向かう。 大きなスギが立つ登山道沿いには水田跡の石垣が残り、傾斜が急になると豊前越は近い。 豊前越は十字路で、道標がある。直進すれば頓野林道へ、右折すれば尺岳方向である。今回は左折して、福智山へ向かう。福智山への尾根道は照葉樹の自然林で、時折吹き渡る風が爽やかだ。 豊前越から1.5kmほど進むと「烏落ち」に着く。ここも十字路で道標がある。左折すればホッテ新道を経て鱒淵ダム、右折すれば大塔の滝を経て福智山ダムに出る。 「烏落ち」から山頂は近い。しばらく登ると避難小屋に着く。ここには、数年前にバイオトイレが設置され、山や麓の環境保全に大いに役立っている。 水場は荒塾荘の手前30mほどのところにあり、その名は「たぬき水」。いつも豊かに流れ出している。 避難小屋から、ひと登りで山頂に着く。山頂からの展望は360度。この日は霞んでいるものの、北から東にはには足立山や貫山が、そして、南から西にかけては英彦山や三郡山地の山並みまで見渡せる。 山頂から牛斬山への縦走路を下り、頂吉(かぐめよし)への分岐点を目指す。途中にはヤマボウシが点々と続き、花を包んでいた苞は白くなり始めたところで、見頃はもうし少し先になりそうだ。 地形図には、835mピークから破線の道が頂吉方向へ描かれており、その分岐点を探してみるが見つけることはできない。この破線の道は廃道になっているのであろう。 835mピークから300mほど進むと、頂吉への分岐点「頂吉分れ」に着く。分岐点には道標があり、道標にそって縦走路と別れ頂吉へ下る。 頂吉への下山道は明瞭で、要所には道標もある。急坂の自然林の中を下り、林道を横断してなおも下ると、「月の平」で再び林道に出会う。 「月の平」からは、渓流に沿って林道を下る。下りながら、透きとおる流れを覗いてみると、数匹の大きなヤマメが餌を追っているではないか。 ヤマメを見ると、昔昔、大ヤマメを求めて九州脊梁の源流地帯に分け入っていた頃を懐かしく思い出す。 さらに林道を下り、車止めのゲートを過ぎると間もなく県道に出会う。そこからは、県道を3.8km歩いて出発地点に戻った。 |
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山頂からの眺め 麦の取り入れと田植えの準備が進む福智町の田園 |
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出発地の鱒淵ダム |
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昨年の豪雨で流され、土嚢を積んで修復された登山道。路面は、昨年秋に比べるとすっかり落ち着いている |
アキグミ |
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渡渉地点 昨年の豪雨で流された橋があったところ 水量はやや多いが、支障なく渡ることができた |
カノコソウ |
ツボスミレ |
クサイチゴ |
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白くなり始めたマタタビの葉 |
ヘビイチゴの花 |
ヘビイチゴの実 |
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山頂から見た出発地の鱒淵ダム |
ギンリョウソウ |
タツナミソウ |
カンアオイ |
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サイハイラン |
アカバナユウゲショウ |
ヤマキツネノボタン |
ウマノアシガタ |
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イボタノキ |
スイカズラ |
ウツギ |
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ユキノシタ |
キツネアザミ |
ガマズミ |
シャガ |
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七重の滝 「七の滝」 別名「大滝」 |
七重の滝 五番目に出会う「五の滝」 |
ヒメジョオン |
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渓流で活発に餌を追う大きなヤマメ |
コバンソウ |
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