雲取山(607m) 福岡県

 
経路概念図 クリックで拡大


雲取山山頂


雲取山 後方は金剛山


  1 駐車場・出発終着地


  2 登山口


  3 炭焼釜


  4 木漏れ日の森ルート・自然林の尾根道


  5 木漏れ日の森ルートと雲取山、
    尺岳・福智山方面縦走路出会



  6 雲取山の手前、木漏れ日の森ルートと
    谷ルートの合流点



  7 尺岳から福智山への縦走路出会


  8 豊前越 ここから頓野林道へ下る


  9 林道別れ 電柱の所から地形図に
    載っている破線の道を下る



  10 渡渉点1付近の渓流


  11 沢沿いに下ると明瞭な道になる


  12 頓野林道に出会ったすぐ先にあるゲート


2010年5月31日

 往路は、直方市内ヶ磯の福智山ダム右岸にある登山口から、木漏れ日の森ルートを辿って山頂へ。
 帰りは尺岳方向へ進み、豊前越を経て頓野林道へ出た。そこから林道を500mほど北へ進み、地形図に載っている破線の道を下って出発地点に戻った。距離は8.0km、所要時間は4:35であった。

 福智山ダムの周回道路は、時計回りの一方通行になっている。車でダムの中ほどまで進んだところに登山口があり、その先に車5台ほどの駐車場(写真1)がある。

 登山口(写真2)には写真の道標もあるが、道標は草に隠れていて見え難い。登山道に入ると踏み跡は明瞭で、ルートを示す連番のポールも立てられている。

 炭焼き窯(写真3)を過ぎて200mほど進むと、登山道は直進方向の谷ルートと、東側の尾根を登る木漏れ日の森ルートに分岐する。この日は分岐点から南東方向へ進み、木漏れ日の森ルートを登る。

 尾根道(写真4)は古木が茂る自然林で心地よい。尾根はやがて雲取山と尺岳・福智山を結ぶ縦走路(写真5)に出会う。縦走路を東へ進み、谷ルートと出会って(写真6)短い急坂を登ると山頂に着く。

 山頂からは福智山が近くに見え、麓には遠賀川や直方市の町並みが見える。山頂から往路を引き返し、往路で登ってきた木漏れ日の森ルートへの分岐を過ぎてしばらく進むと、頓野林道に出会う。林道を右、東へ進めば大塔分れ、左、北西へ進めば尺岳方面である。

 今回は頓野林道を横切り、豊前越へ向かう。尾根を登ると平な地形になり、鈍頂を越える辺りで進行方向は北東へ変わる。踏み跡は明瞭で、しばらく進むと、尺岳と福智山を結ぶ縦走路(写真7)に出会う。

 縦走路を道標にそって福智山方向へ向かう。縦走路は自然林の中で、時折吹く風が爽やかだ。

 豊前越(写真8)は十字路で、直進方向は福智山、左は鱒淵ダム、右は頓野林道である。
 今回は頓野林道へ下り、そこから先はネットで見た、頓野林道を横切るルートを下って福智山ダムに出る予定である。
 頓野林道に出会ったところで林道を横切るルートをしばらく探すが、分岐点を見つけることができない。

 ネットで見たルートをあきらめ、地形図をよく見ると、林道に出会った地点の北500mほどのところから福智山ダムの方向へ延びる破線の道が載っている。

 豊前越から福智山ダムへは、頓野林道を下るのが一般的であるが、地形図に載っている破線の道を探してみることにする。地形図を見ながら林道を北方向へ進み、地形の状況から林道と破線が交わると思われるポイントを探してみると、赤い布の目印を見つけた。 GPSの画面で確認すると破線と林道の交点で、携行している地形図とも符合する。

 交点には写真9の電柱が立っていて、目印にするのにはちょうど良い。踏み跡は薄いが、少し下ると灌木が刈り払われた跡もありルートを示しているようだ。しかしルートはすぐに不明瞭になり、目印も左右に大きく振れている。

 下る方向に電柱と電線が続く。電線に沿ってしばらく下ったところでGPSの軌跡を確認すると、地形図の破線ときれいに重なっている。
 電線は途中で北方向に向きを変え、急坂を下ると沢に出る。ここで再度GPSの軌跡を確認するとほぼ破線の道に沿っている。

 一般的に、事前情報のない沢筋を下るのは危険で止めるべきであるが、電線は破線の古道を利用して張られていると判断して、沢をそのまま下ることにする。しかし、途中で危険な場所に出会えば、引き返して林道を下るつもりである。

 しばらく下ると踏み跡は少しづつ明瞭になり、渡渉点(写真10)を過ぎると道ははっきりしてきて、電線も道に沿って続いている(写真11)。道は、やがて橋が流失したと思われるところに出会って再び流れを渡るが、渡るのに支障はない。

 流れを渡ると間もなく頓野林道に出る(写真12)。林道に出たところから20mほど先には、車止めのゲートがある。
 ゲートの先で、福智山ダムを周回する車道に出会い、出発地点の駐車場に戻った。

 頓野林道から福智山ダムへ通じる破線の道を歩く人は極めて少ないようである。目印の間隔は遠いながらもついており、電線に沿えば歩き通すことができる。

雲取山手前の尾根に立つシイの大木
 


 
ナワシロイチゴ

 

センダンの花


ガクウツギ


オドリコソウ

 



Back