小文字山(366m)〜足立山(597.8m)〜戸ノ上山(517.8m)〜おにぎり山(385m) 福岡県


足立山山頂

経路概念図 クリックで拡大


足立山の一等三角点


戸ノ上山山頂


戸ノ上山山頂の社


おにぎり山


おにぎり山山頂


戸ノ上山から見た関門海峡


小文字山から妙見山への稜線


登山口


登山口の西60mほどのところにある
メモリアルクロス



2010年5月17日

 北九州市小倉北区小文字の観光道路沿いにある登山口から、標記4座を経て門司区の桃山登山口へ周回した。今回は途中バスに乗ったので、その区間を除く歩行距離と所要時間は14.9km、7:50であった。

 登山口はメモリアルクロスのそばで、10台ほどの駐車場所もある。登山口から足立山への道標にそって、ルート上にある小文字山へ向かう。照葉樹の大木が茂る急坂をしばらく登ると急に頭上が開け、小さな草原に出る。そこは「小」の文字に火がともされるスペースで、すぐ上が小文字山の頂である。頂に山名を示す標識はないが、ベンチがある。小文字山からの展望は良く、小倉の市街地や港が見える。

 小文字山から緩やかに登ると、以前鉄塔が立っていたピークに着く。ピークから一旦下り、標高差120mほど登ると妙見山である。妙見山の頂一帯は古木が茂る自然林で眺望は利かないが、山頂には妙見神社の上宮が祀られている。

 妙見山から南東方向へ250mほど下ると、黒原にある妙見神社から登る登山道に出会う。そこから、尾根道を北東方向に登ると足立山の山頂に着く。
 足立山の山頂からの展望は素晴らしく、小倉の市街地や関門海峡、さらにその先には響灘が広がっている。

 足立山からは戸ノ上山への稜線を進み、途中から門司区の藤松へ下山する予定である。ところが、途中で出合った方の話では「藤松へのルートは通行できない」との看板があるとのこと。
 しばらく進むと写真の看板がに出合う。下山後、藤松へのルートの状況にについて市役所に尋ねたところ、「事故が起きる危険性があるため、この表示は、当分続けられるそうである。

 藤松へのルートの状況は、事前に確認しなかったことを反省しながら、下山はその先にある大台ヶ原の手前から下るルートに変更して、先へ進む。大台ヶ原手前の分岐点に着いたところで時間、体力ともに余裕があり、1.2kmほど先の戸ノ上山まで足を伸ばすことにする。大台ヶ原はその名の通りの台地で、休憩用のベンチがある。 振り返ると、若葉に包まれた起伏に富む稜線の先に、先ほど登ってきた妙見山や足立山が見える。

 大台ヶ原から緩やかに登ると、戸ノ上山の頂きに着く。足もとには関門海峡が横たわり、その中ほどには巌流島も見える。

 足立山から戸ノ上山へ縦走する時は、JR門司駅方面にある「寺内バス停」へ下山するのが一般的である。しかし、そのルートは何度も歩いているので、今回は大台ヶ原のすぐ下から分岐する門司区原町へのルートを下ることにして、戸ノ上山の三角点の南東70mほどのところにある戸ノ上神社の上宮まで行ってから引き返す。

 大台ヶ原の少し先まで引き返したところにある鞍部に「原町バス停」方向を示す道標がある。道標にそって300mほど下ったところで、「おにぎり山」を示す道標に出会った。道標には、「山頂まで15分」の表示がある。地形図を見るとおにぎり山は385mピークのようで、登ってみることにする。分岐からやや薄い踏み跡が続いていて、目印も着いている。自然林の中をひと登りで山頂に着く。山頂は樹木が切り倒されていて、すぐ上には戸ノ上山が見え、関門海峡もずいぶん近くに見える。

 おにぎり山から下山路まで引き返してしばらく下ると、「桃山登山口」に着く。その登山口には、大きな看板もある。
「桃山登山口」から車道を南西方向に下り、都市高速道路の先にあるバス停「大里南小学校前」からバスに乗り、「上富野4丁目」で降りる。そこからは2kmほどを歩いて出発地点に戻った。

今回の下山口(桃山登山口)


稜線の分岐点数カ所に掲示されている
藤松へのルートに関する看板



トキワツユクサ


カノコソウ


ニワゼキショウ


カノコソウ


ナワシロイチゴ


タツナミソウ


ノアザミ


ノニガナ




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