仰烏帽子山:のけえぼしやま (1301.8m) 熊本県 |
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仏石と第2登山口の中間あたりから見た仰烏帽子山 |
2010年5月14日 往路は、五木村の元井谷登山口から山頂へ。帰りは仏石を経て、林道相良五木線沿いにある仰烏帽子山第2登山口へ周回した。距離は13.7km、所要時間は7:35であった。 この日の目当てはヤマシャクヤクの花。一昨日上福根山に登ったところ、ヤマシャクヤクは1〜2分咲きであったので、標高の低い仰烏帽子山を訪ねてみることにした。 元井谷登山口から新緑が美しい谷筋を登る。途中には、夫婦スギの看板があって、大きな2本のスギが寄り添うように立っている。フクジュソウの群落地帯を過ぎ、谷を詰めて尾根に出る。 尾根に出たところで、ヤマシャクヤクの花が目に入る。満開は少し過ぎているものの、純白の花が美しく咲いている。 尾根の出会いから山頂へ向かう。しばらく進むと登山道の東側に大きなブナの古木が立っている。株元の力強い根張りは、風雪に耐えて生き抜いてきたことを語りかけているように見える。 谷筋で見た夫婦スギには看板があるが、ここにも看板が欲しいところ。看板ができれば、ルートの魅力が増えることになると思う。 風穴を過ぎ、椎葉集落への分岐を過ぎると山頂は近い。山頂からの展望は素晴らしく、国見岳や市房山など、九州中央山地の山並みを360度見渡すことができる。 山頂から往路を引き返し、仏石へ向かう。仏石周辺にはたくさんのヤマシャクヤクが自生しているが、花は終わり既に実を結んでいる。見頃は2週間ほど前であろうか。 気を取りなおして、仏石から第2登山口へ向かう。このルートは初めてであるが、踏み跡は明瞭で、シカよけネットに沿って進む。しばらく進んだところで踏み跡はY字形に分岐。分岐を右側のシカよけネットに沿って少し進んだところで、間違っているのでは、と思い、地図のC地点で地形図を確認すると、やはり違っていたので、B方向へ進路を修正して、正しいルートに戻る。 地図のA〜Cを延長方向に進むと、近くを通る林道に出るのであろう。 ルートは尾根伝いに緩やかに下り、周辺にはヤマシャクヤクがたくさん自生しているが、この辺りも既に実を結んでいる。なおも下り、斜面が北方向になると見頃のヤマシャクヤクがたくさん咲いていて嬉しくなる。少し時間をかけて写真を撮り、更に下ると第2登山口に出る。ここには立派な看板と広い駐車場がある。 第2登山口には、二人の監視員。尋ねると、盗掘が多くて植物を守るためにやむを得ず監視を行っているとのこと。 この第2登山口の駐車場は今年3月に整備され、24台の駐車ができるそうである。仏石方面へは、今後ここからの登山者が多くなるものと思われる。 第2登山口からは、ヤマザクラの花が舞う林道を4.0kmほど歩いて、元井谷登山口へ戻った。 |
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ヤマシャクヤク |
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ルイヨウボタン |
マムシグサ |
ヒメレンゲ |
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登山道沿いの風穴 |
ユキザサ |
オオキヌタソウ |
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ブナの大きな古木 この日、その場で名付けた夫婦ブナ 場所は地図を参照 登山道の横5mほどのところ |
イチリンソウ |
ヤマウツボ |
ヒメハギ |
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ツクシタニギキョウ |
ミヤマハコベ |
ツクバネソウ |
ヤマブキソウ |
ミツバツチグリ |
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ヒメミヤマスミレ |
ツボスミレ |
ナツトウダイ |
ヤマザクラ |
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ニシキウツギ |
バイケイソウ |
フジ |
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仰烏帽子山 第2登山口の看板 |
サワフタギ |
ゴマギ |
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林道相良五木線沿いの仰烏帽子山第2登山口の駐車場 |
ヤブツバキ |
ガクウツギ |
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