雲取山(607m)〜尺岳(608m)〜福智山(900.6m)〜鷹取山(633m) 福岡県

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彦山川から見た稜線

 
福智山山頂

 
雲取山山頂


 2010年5月8日

 直方市内ヶ磯にある、福智山ダムの下から標記4座を周回した。距離は15.9km、所要時間は7:55であった。

 登山口は、福智山ダム堰堤の下、ダム周回道路沿いにある。ダムの周回道路は一方通行で、一方通行起点の道路標識の手前に15台ほどの駐車スペースがあり、その中央、山側に登山道の道標がある。
 なお、一方通行標識のすぐ先にあるゲートにも登山道の標識があるが、こちらは車道を一部ショートカットして別の登山口に向かう標識のようだ。

 登山口から人工林の中を登る。傾斜は次第に急になり自然林になると尾根は近い。尾根に乗ると傾斜は緩くなり、照葉樹林の中を進む。登山道は明瞭で歩きやすい。

 雲取山の頂は、一部が開けていて福智山が見える。雲取山から尾根伝いに尺岳へ向かう。途中で、福智山ダムへ下る「こもれびの森」へのルートが分岐する。

 さらに進むと頓野林道に出会い、そこからは林道を歩く。林道を北東へ1.2kmほど進むと、福智山から皿倉山方面への縦走路に出会う。

 そこから林道と別れ、縦走路を進む。縦走路を900m進んだところで尺岳へのルートが分岐し、分岐から200mで尺岳の山頂に着く。
 山頂からの眺めは素晴らしく、北には皿倉山や金剛山その先には響灘も見える。南に目を移すと、これから向かう福智山が遠くに見える。

 尺岳から往路の頓野林道まで引き返し、林道を横切って福智山へ向かう。福智山へ向かう縦走路は、小さなアップダウンはあるものの平坦に近い。

 山頂への登りでは、見頃のヤマルリソウやスミレがたくさん咲いている。山頂に立つと、東には貫山、南には英彦山の山並みが、そして西には犬鳴山から三郡山にかけての山並みが見える。

 福智山から鷹取山へ向かう。上野越へ下り、500mほどの距離を登り返すと鷹取山の頂に着く。鷹取山からは、直方の市街や彦山川が良く見える。
 展望を楽しんだあと、少し引き返して福智山池のほとりにある鳥野神社へのルートを下る。

 ルートには目印が続き、照葉樹の大木が茂る尾根道を下る。尾根道を1.5kmほど進んだところで尾根と別れ、人工林の中を下る。小さな土石流の跡を二度渡り、竹林を過ぎるとやがて鳥野神社に着く。
 神社の境内から参道を80mほど下ると、福智山池から福智山ダムに通じる車道に出会う。そこからは、車道を歩いて登山口に戻った。


雲取山


登山口


下山口の鳥野神社


尺岳山頂


雲取山への尾根道


車道沿いの標柱


カノコソウ


ギンリョウソウ


タニウツギ


ツボスミレ


ヤマルリソウ


ミツバツチグリ







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