七遍巡り(約1590m)〜水上越〜北山犬切(1621m) 熊本県


経路概念図 クリックで拡大


集合場所で道標を確認、分担してザックへ


この日の参加者


ヤマザクラの巨木 
開花はもうしばらく先になりそう


 
一本樫林道 落石を除きながら進む

2010年4月4日

 この日は「泉・五家荘登山道整備プロジェクト」が主催する道標設置作業への参加である。
 参加したのは地元プロジェクトのメンバー8人と地域外からのボランティア9名の合計17名。

 道標を立てるところは、上福根山と北山犬切を結ぶ稜線上にある一本樫林道への分岐点から、北犬切、七遍巡りを経て水上越までの約6km、16カ所。

 参加者を2班に分け、A班は七遍巡りから最も遠い水上越まで。B班は稜線上の一本樫林道への分岐点から七遍巡りまでである。

 午前8:30、五家荘の樅木に集合。地元の四輪駆動車に分乗して一本樫林道の再上部に向かう。この林道にはゲートがあり、通常は閉められている。

 ゲートから先は未舗装で、法面の崩落により道幅は狭くなっているところがある。この林道は落石も多く、拳からバレーボールほどの落石を取り除きながら進む。
 一本樫林道の分岐から6.3kmほど進んだ所が登山道への取り付き地点である。

 参加者は、登山道への取り付き地点でカケヤや杭などを分担して持ち、出発する。

 私たちA班は七遍巡りから道標を立てながら進む。七遍巡りから水上越へ向かうが、地図のA地点付近はルートが分かりにくく、目印も数列になって続いている。

 水上越へはA地点から南東へ向かうが、目印は直進の東方向へも着いていて、目印にそってうっかり直進すると水上越とは違う方向に進む。

 実は、私達の班もうっかりして目印にそって直進してしまった。目印が途切れたところで現在位置を確認。間違いに気づいて引き返しながら進路の修正を行った。

 水上越は見覚えがある地形である。しかし、念のためにGPSで確認して、登山道の分岐点に道標を立てる。

 「水上越」の道標を立てて5分後、白鳥山の方向から2名の登山者がやって来た。尋ねると、水上越の分岐が分からずに、白鳥山の方向へ30分ほど進んで引き返してきたとのこと。立てたばかりの道標が早速役に立って嬉しい限りである。

 水上越からは往路を引き返し、途中から北山犬切りを往復して出発地点に戻った。

道標の支柱を手に七遍巡りへ向かう


ヤマシャクヤクのつぼみ


地元の人とボランティアの共同作業


バイケイソウの芽だち


トリカブトの大きな群落




イチイの巨木


水上越の分岐点に立てた道標


登山道沿いの自然林


ブナの巨木


マンサク


オニシバリ


「北山犬切」からみた国見岳




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