宝満山(829m)〜愛嶽山 おだけやま(439m)福岡県


経路概念図 クリックで拡大


宝満山山頂の祠




宝満山山頂


愛嶽山山頂


2010年3月31日

 往路は、太宰府市の竈(かまど)神社から正面登山道、羅漢道を経て宝満山頂へ。帰りは、正面登山道を下り、途中からから行者道を経て愛嶽山へ周回した。距離は7.8km、所要時間は4:25であった。

 竈神社のサクラはちょうど見頃。枝垂れた花の下を通ると、ほのかな香りが漂っている。

 百段雁木のあたりまで登ると、ツルシキミの白い花や黄色のミツマタの花が咲いている。中宮の先で、道標にそって羅漢道に入る。この道は、大きな自然木が茂る魅力のルート。

 途中には石仏がたくさん祀られているが、壊れた石仏も多い。下山後に尋ねた竈神社の宮司さんの話では、「頭のない石仏は廃仏毀釈で壊された」とのこと。

 花崗岩の大岩が連なる登山道を登り下りしながら進むと、遠望岩に着く。ここは展望が良いところであるが、この日は雨に煙って展望はなく、残念である。

 石仏が点在する登山道を進むと、ほどなく山頂の真下の出る。ここは、昨年11月に歩いた時には登山道が分かりにくかったが、今回は新しい道標が設置されていて分かりやすい。

 宝満山の山頂は雨で風も強くなり、早々に正面登山道を下る。羅漢道の分岐点で往路に出会い、少し先の中宮から行者道に入る。

 宝満山と愛嶽山の鞍部、太宰府市と筑紫野市の境には「鳥追峠」と「鳥越峠」の二つの標識がある。下山後、この二つ峠の名称について問い合わせたところ、竈神社と太宰府市役所の話では「鳥追峠」とのこと。 筑紫野市役所の話では「鳥越峠」とのことで、隣接する市で名称が違っている。
 峠に二つの呼び名があると混乱をするので、できれば両市で調整して、一つの呼び名にしていただきたいと思っている。
 
 この峠の前後は登山道や杣道が分岐しているが、分岐点には道標が設置されていて、分かりやすい。

 愛嶽山の頂きは自然林の中で祠があり、すぐそばの最も高い所には、私製の小さな標識が地面に置かれている。

 愛嶽山の祠のすぐ手前から、道標に沿って竈神社へ下る。登山道は人工林の中を通り、やがて作業道に出るとほどなく竈神社の境内に帰りついた。

ツルシキミ


羅漢道の遠望岩


ミツマタ


ヤブツバキ


羅漢道で見つけ、その場で名付けた夫婦杉


スミレ


竈門神社の社殿


シュンラン

竈門神社


オドリコソウ

竈神社のシカ園 熊本県の五家荘から贈られたもの


ホトケノザ


アケビの花


帰りに立ち寄った太宰府で咲き始めたシャクナゲ
熊本県の五家荘から贈られたもの





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