白鳥山(1639.2m) 熊本県

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山頂

 
峰越峠西の展望ポイントから見えた雲仙平成新山


満開のマンサク

2010年3月19日

 五家荘と宮崎県椎葉村を結ぶ市道樅木椎葉線の峰越峠から、山頂を経てウエノウチ谷登山口へ下山した。
 距離は6.8km、所要時間は5:02であった。

 この日は、八代市泉町観光ガイド・インストラクター協会と五家荘登山道整備プロジェクトが企画した「白鳥山・御池トレッキングツアー」への参加である。
 参加者は、地元のインストラクターや登山の指導者を含めた7名。

 前日の、みぞれ混じりの荒天から一転した青空のもと、指導者からストレッチの実技講習を受けて歩き始める。
 良く整備された登山道は快適で、自然木の名前や見分け方、その利用方法などを教わりながら進む。

 吹き渡る風は冷たいが、黄色いマンサクの花が次々に現れ、奥深い山にも春の息吹。
 足もとにはヤマシャクヤクの赤い芽が立ち上がり、青いバイケイソウの芽も伸び始めている。
 見上げると、青空一杯に枝を広げたブナの芽も大きく膨らんでいて、芽吹きの時期は近いようだ。

 途中にあるドリーネの屏風岩は素晴らしい自然の造形で、何度見ても新たな感動を覚えるところである。

 大木の中を緩やかに登ると、白鳥山の山頂に着く。山頂では、日だまりの中でランチタイム。

 皆さんと和やかなひと時を過ごして下山にかかる。鍾乳洞を過ぎ、御池の湿地帯の横を通り、湿地帯から始まる流れの跡に沿って下る。

 涸れ沢をしばらく下るとせせらぎが聞こえ始め、緑の苔が柔らかい日射に美しい。
 谷の幅は徐々に広くなり、大岩小岩が累積する中を下るが、傾斜は緩やかで危険な所はない。

 下りのウエノウチ谷は目印が付いていて、登山道を見失う恐れは少なく、山頂から2時間余りで下山場所のウエノウチ谷登山口に着いた。

 今回のルートは大木が茂る自然林の中を通るもので、新緑やヤマシャクヤクが咲く頃、そして、紅葉の時期にも歩いてみたい。


オニシバリ


ドリーネの屏風岩


ドリーネの近くにある史跡


芽吹きの時期を迎えたブナの大木


湿地にできた氷


山頂近くの鍾乳洞


苔の緑が濃くなってきた渓流

「幸せのくぐり穴」 
ヤマザクラの株元にできた直径40cm弱の
倒木更新のあと。
どうにかくぐり抜けられる遊びのポイント。
ただし、一人の時は試さないこと。
体型によっては抜けられなくなる恐れあり。

僅かに残る残雪


せせらぎにできたつらら


五家荘の名所 落差70mの栴檀轟:せんだんとどろ


ヤマシャクヤクの新芽


バイケイソウの新芽


国道445号沿いに次々に現れる見事な山桜


マムシグサ




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